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レンズの取り扱い

今回は、よくあるお問合せから
レンズの取り扱いについてです。

レンズのキズを直してほしい。
磨けないですか?
と、お問合せをいただきます。

一度傷めてしまうと修復はできないため、レンズを丸ごと交換しなくてはなりません。

その理由として
まずレンズの製造過程のお話をしますね。
メガネのレンズは
基材またはセミフィニッシュと呼ばれる半完成レンズを使います。
レンズの表面はカーブに合ったものが用意されていて
内側の厚みを削って、度数を合わせ調整して作られています。

その後にカラーレンズはこの段階で染色します。
染め込むのです。

仕上げにコーティングです。
コーティングは蒸着装置で施され、レンズの両面に極めて薄い複数の膜を真空蒸着させるナノ技術を応用して行われます。
レンズの薄さを維持しながら各種の機能を持ったコーティング膜の層を重ねることができます。
レンズの取り扱い_d0394204_16531098.png

一般的なメガネのプラスチックレンズの場合、レンズ表面には極薄いコート膜からなる三層構造のコーティングが施されています。まずレンズ基材の真上にキズをつきにくくするハードコートが施されます。その上に光の反射を抑えて視界をクリアする反射防止コート、一番外側には水を弾いて汚れの付着を防ぐ撥水コートという順に、コーティングを重ねます。

コーティングにはメガネレンズを保護する役割がありますが、取り扱い方法を誤るとコーティングが剥がれたり、キズがついてしまったりします。また、見た目に変化がなくても、メガネレンズのコーティングの寿命は2年程度と言われています。

レンズの取り扱い_d0394204_10251307.jpeg

レンズのコーティングはデリケートです。その性質を理解して、少しでも長く快適に使えるように、丁寧に取り扱いましょう。

複雑な細かな工程を経て出来上がります。

という事で、レンズは交換が必要になります。

レンズの交換も出来ますので、ご相談ください。

大津テラス1階のメガネのノハラ
タイナカまで(笑)

〒520-0806 滋賀県大津市打出浜14-30 Oh!Me大津テラス1F
TEL:077-525-8778


by terrace-nohara | 2023-01-20 16:09 | レンズ

メガネのノハラ 大津テラス店のスタッフブログです。


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