レンズの取り扱い
2023年 01月 20日
レンズの薄さを維持しながら各種の機能を持ったコーティング膜の層を重ねることができます。
一般的なメガネのプラスチックレンズの場合、レンズ表面には極薄いコート膜からなる三層構造のコーティングが施されています。まずレンズ基材の真上にキズをつきにくくするハードコートが施されます。その上に光の反射を抑えて視界をクリアする反射防止コート、一番外側には水を弾いて汚れの付着を防ぐ撥水コートという順に、コーティングを重ねます。
コーティングにはメガネレンズを保護する役割がありますが、取り扱い方法を誤るとコーティングが剥がれたり、キズがついてしまったりします。また、見た目に変化がなくても、メガネレンズのコーティングの寿命は2年程度と言われています。
レンズのコーティングはデリケートです。その性質を理解して、少しでも長く快適に使えるように、丁寧に取り扱いましょう。
複雑な細かな工程を経て出来上がります。